おっさんトレーニーの忘備録

色々試行錯誤して身体を大きくしようと試みるおっさんの忘備録です

背骨のメンテナンス

一昨年の秋、デッドリフトだったと記憶しているが、トレ中に首から背中を痛めた。

トレ中の怪我は今までも年に1〜2回程度繰り返していたので、バンテリン塗っときゃ治ろうだろうくらいにしか思っていなかったが、結局その時は整形外科行きにまで発展。

1週間〜10日くらいで痛みは引いたのだが、それからというもの右上半身の力が弱くなり、ベンチプレスのMAXでは左を挙げてから右を押してなんとかラックに戻すという動作をしなければならない事態になった。

 

趣味の筋トレでの相談など大型病院ではスルーされそうだったので、地元で評判の整形外科に行き診療してMRIを撮ってもらうと「首のヘルニアですね」と診断される。

先生はそんなつれない言い方はしなかったが、つまりは「痛みはないし、日常生活でも支障はないので、完治は諦めた方がいいんじゃないでしょうか」という方向性で診察は終了。リハビリスタッフも揃っている整形外科だったが、特に薬もリハビリもなかった。

 

それからは「そういうんだったら仕方ない」と観念して筋トレを続けてきたものの、1年とちょっと経過すると、周りのトレーニーに追いつかれそうになったり、差をつけられているなぁと実感することも多くなる。

完治とまではいかないが、改善したいと真面目に思うようになり、今回初めてカイロプラクティックというものを受けてみた。

カイロプラクティック整骨院や整体とは違い、アメリカ発祥の手技療法。

日本では資格取得なしに開業できるので、イマイチ信頼度にかけるというイメージを持つ方も少なくないようだが、欧米では専門職として認知されているそうで、YouTubeなんかでもボディービルダーが施術されている動画があったりする。

 

行ってみると1対1で自分の身体の不具合をじっくり聴いてくれて、パフォーマンスの向上のための受診であるという意図もちゃんと汲み取ってくれた。

触診や矯正をされながら会話をしていると、コンテストに出場しているようなボディービルダーも来たことがありますよと言われ、更にカイロプラクティックの好感度アップ。

自分でも気づいてはいたが、背骨の一部分が後ろにズレていたのが1回でだいぶ改善されていたのには驚いた。話をしながらもっと早く相談していれば良かったと思うことしきり。

ただ、効果については100%戻る訳ではないので過信は禁物だが、カイロプラクティック施述後に腕のトレーニングを行なっていたところ、アームカールで二頭筋への力の入り具合が今までよりも上手く行くようになっていた。

今までは高重量の際、肩まで使って挙げていたのが自然と二頭筋に集中できるようになり、左腕と比べて8割くらいのパンプを感じた(施術前は左腕に対して6割程度のパンプ)。

完璧に戻らないとしても、今まで力の入りづらかったところに入るようになったのは、趣味とはいえモチベーションが上がる。

3ヶ月くらい通って、どれくらい回復するか楽しみだし期待したい。